スマートフォンやタブレットの普及により、1人で複数の端末を持つ方も増え、これらの端末とインターネット環境さえあれば「いつでも」「どこでも」ビジネスを展開することが可能になっています。
特にSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を活用した副業は、その利便性から多くの人々にとって魅力的な選択肢となっています。以下では、SNSを使った副業の一部とその仕組みについて解説します。

1.インフルエンサー
「インフルエンサー」というキーワードは最近よく耳にされます。これは、企業からの依頼を受けてSNSを通じて商品情報を発信し、流行を生み出すことで収入を得ている方を指します。
インフルエンサーの始め方
インフルエンサーになるためには、特別な資格は必要ありません。SNSを使った副業で成功したいと思えば、誰でもいつでも始めることができます。ただし、情報発信をするためには事前の準備が必要です。
- インターネット環境の準備
- パソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末
- SNSのアカウント
依頼を受けた企業から商品の広告宣伝を行い、商品紹介の動画を製作して自身のSNSを通じて発信していきます。

必要なスキル
インフルエンサーになるために不可欠なのが、SNSにおけるフォロワー数です。優れた商品や上手な情報発信を行っても、閲覧者が少なければ宣伝効果は薄れます。
主にYouTubeやInstagramなどのSNSツールを利用して情報を発信するため、これらのSNS内でフォロワー数を増やす知識が必要です。
具体的には、閲覧者が多い時間帯に投稿する、ハッシュタグを効果的に使うなどのスキルが求められます。
メリットとデメリット
インフルエンサーを副業とすることのメリットとデメリットについて解説します。
【メリット】
1.自身のフォロワー数が収入につながる
インフルエンサーが企業から評価される際の基準の一つに、そのインフルエンサーがどれだけのフォロワー数を持っているかがあります。
定期的な情報発信を通じて多くのフォロワーを獲得していれば、企業からの評価も高まり、収入につながる可能性が高まります。
また、インフルエンサーとしての活動を通じて、フォロワー数をさらに増やすことも可能です。
2.企業にとってコストパフォーマンスが高い:
現在では、多くの人々がSNSを利用しており、いつでもどこでも自分のスマートフォンやタブレットで閲覧することができます。
このため、企業は広告を通じて商品を幅広い層にアピールすることができます。そのため、他の広告媒体と比較してコストパフォーマンスが高く、効果的な宣伝手段として位置付けられます。
【デメリット】
1. 個人情報の特定やアカウント乗っ取りのリスク
SNSを利用する際には、個人情報の特定やアカウントの乗っ取りといったリスクがつきものです。
インフルエンサーが多くのフォロワーに向けて情報発信を行うことで、これらのリスクに晒される可能性が高まります。
特に、インフルエンサーは個人情報を多く公開しており、その情報を悪用する者が存在する可能性があります。
また、製作した動画や投稿内容が批判を受けてSNSが炎上するという事態も想定されるため、常に慎重な姿勢で活動する必要があります。

2. 一般消費者向けの商品を扱わない企業にはメリットが薄い
インフルエンサーを利用したマーケティングのメリットは、一般消費者向けの商品やサービスを扱う企業にとって高いです。
しかし、販売ターゲットが企業である場合、広告宣伝の対象となる相手が一般消費者よりも限定されるため、インフルエンサーを活用するメリットが薄いと言えます。
企業同士のビジネスやB2B(企業間取引)の場合、インフルエンサーを介したマーケティングは効果が限定的であり、他の方法を模索する必要があります。
次の記事ではライブ配信について解説していきます。
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